お浜御殿で剪定講習会を開催しました。

平成23年7月10日(日)お浜御殿(彦根市松原町)で剪定講習会を開催しました。

今回の事業は、昨年度に引き続いて2回目の滋賀県造園協会北地区との共催で実施いたしました。剪定講習会には、市民の方を含めて11名の参加がありました。

9:00にお浜御殿前に集合して講習会は始まりました。

比較的個人庭園にはありそうな樹種を選んで、剪定の方法を具体的に講習していただきました。

講師は、片石高幸氏(京都造形芸術大学 日本庭園・歴史遺産研究センター 主任研

究員)にお願いしました。

北地区長の須賀氏(須賀造園)のあいさつに続き、いろは組の川窪副代表(川窪造園)から剪定講習会のスケジュール説明をさせていただきました。

今回の目的のひとつは、『手の統一』でした。特に、名勝庭園(建物で言うと重要文化財のようなもの)の庭園管理は、剪定を行っている業者により、剪定技法が異なるようでは、庭を作り上げた「庭師」の思いが見えず、見せる庭園は維持できません。

庭氏の技術は、複数の庭師が剪定に入っていても、仕上げは同様に仕上げることの美を追求することにあります。

具代的には、ツヅジは刈り込みバサミを使用せず、剪定はさみで込み合っている枝、枯れ枝を透かし、足元をすっきり仕上げます。 全面の樹木の間を通して、後面樹木を楽しみます。

【一般参加者向け】

①     玄関前のツヅシの剪定

②     玄関前のマキの垣根仕立て

③     庭園のウバメガシの剪定

【プロ向け】

滋賀県造園協会北地区会長(須賀造園)、協会役員(高木造園)を含むプロの方には、

①     玄関前のツヅシの選定

②     玄関前のマキの垣根仕立て

③     庭園のツバキの剪定

では、当日の様子を画像を追って紹介いたします。

須賀北地区長、川窪いろは組副代表のあいさつから始まりました

まず、一般の方に対しては、ツヅシのような萌芽力の強い樹種を題材に、強剪定を行っても差し支えないことを説明し、刈り込みハサミを使用せず、剪定ばさみと鋸で剪定を行いました。少なくとも5年以上は放置されていたツヅシは、中心部に「光」が当たらず、「枯れ」がいたるところで確認できました。

昨年のツヅジ剪定状況を見て、1年後のイメージを感じていただきます
剪定後の高さを腰高と決めて剪定を開始しました
刈り込みではなく、透かしていきます
プロは「手を統一」して、仕上がり程度を合わせていきます

一般参加をしていただいた方からは、ここまで大胆に刈り込んでも良いとは思わなかった。早速自宅の庭を剪定したいとの感想をもらいました。

では、剪定前と剪定後を見比べてください。

剪定前
剪定後

続いてマキですが、お浜御殿では「一本仕立て」ではなく、垣根仕立てとなっていたので、高さを揃え、透かしを行いました。

参加をされた方に「親方」になっていただき、業者が脚立で樹木に上がり、親方の指示で垣根仕立ての高さを決め剪定を施しました。

一般参加者の「親方」が、プロの庭師に切る位置を指示します(気持ちいいでしょうね)

一般の方からは、庭師に指示を与えられ、緊張と面白さを感じていただきました。

講師からマキの特徴と剪定方法を指導します

お浜御殿の庭園部に入り、居間前にあるツバキ、ウバメガシの剪定講習を行いました。手を入れていないようで、実は剪定を施しているのが理想の剪定の姿だとの講師先生の話を受けて、剪定を行いました。

ツバキの剪定は全体のバランスをみながら
プロの剪定です
ツバキの剪定後
ウバメガシは2年前に戻す剪定と透かしを行いました

当日の剪定講習会の様子を中日新聞の記者さんが取材に来ていただけました。参加者のお話を取材されていました。

新聞社の取材を受けました

最後に、滋賀県造園協会副会長の高木氏から講評をいただき講習会は終了しました。参加者からは、また、いろは組の活動を知らせてほしいとの依頼を受けました。

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