鳥居本町の国登録有形文化財の成宮家住宅で聞香会を開催しました。
平成26年10月18日(土)旧中山道鳥居本宿 成宮家住宅で聞香会を開催ました。
一回目 10:00~11:30 , 二回目 12:30~14:00 , 三回目 14:30~16:30 総勢30名の方に参加していただきました。
当日、参加費 @500円を徴収しました。
古民家で庭園整備を行い、庭園を鑑賞しながら、聞香会を楽しんで頂く事業を計画しました。

座敷から見える庭園です
聞香会の講師は、京都でお香販売等を行っておられる 京都松栄堂の秦社長にお願いしました。


香道では、お香の香りを「嗅ぐ」と言わず、「聞く」と表現されることから、お香の香りを聞く会のことを「聞香会」と言われます。香炉に灰が入り、熱された雲母に香木片が載せられ、微妙な香りを聞きます。
それでは、皆さんが体験した様子を紹介します。

お香を聞いた後は、抹茶を一服いただきました。菓子は、彦根市の「いと重」さんに作って頂きました。
本日の聞香会のために、彦根市で復興湖東焼に取り組まれている陶工の中川一志郎氏に、香炉を作陶していただきました。



日本古来の「香道」は、日本古来の「庭園」にしっくり似合うことを感じさせてもらえた聞香会でした。
庭園で伝統芸術である香道の会「聞香会」を開催しました。今回は、香道体験を始めての方が多く、香道の解説を聞き聞香を楽しんで頂きました。
日常生活にはさまざまな匂いがありますが、いにしえのかすかな香りを聞くことで、自身のうちにある「感性」が見えた体験だったと思います。
日本の四季を凝縮させた「庭」を見て、石・灯篭・樹木の配置を楽しみ、四季の表情を感じ、遠くの山々をも風景として取り組む日本庭園のすばらしさを、再発見させて頂くことのできた今回の「聞香会」でした。

最後になりましたが、今回の聞香会の会場に自家を提供いただいた成宮様に感謝申し上げます。